日産セレナ、全車に「e-POWER」搭載車と同等の安全装備を標準化
2018年9月10日 08:59
日産のベストセラー・ミニバン「セレナ」がマイナーチェンジを受けた。セレナは、2016年8月の発売以降、ミニバンとしての高い基本性能や装備と共に、高速道路同一車線自動運転技術「プロパイロット」を中心に高い評価を得てきた。
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2018年3月にはシリーズ型ハイブリッドシステム「e-POWER」搭載車の追加により、さらに高い支持を集め、2018年上半期(2018年1月-6月累計)の国内販売でミニバンNO.1を獲得した。
今回のマイナーチェンジおよび仕様向上は、「e-POWER」搭載車以外のS-HYBRID車およびガソリン車において安全装備の充実を図ったことが大きなポイント。つまり、「e-POWER」車に標準設定している安全装備を標準仕様としたことになる。具体的には「ハイビームアシスト」をS-HYBRID車およびガソリン車へ拡大設定。加えて、最高速度標識検知および一時停止標識検知機能を追加し、標識検知機能を向上させた。
また、アクセルペダルとブレーキペダルの踏み間違いによる衝突防止を支援する「踏み間違い衝突防止アシスト」も「e-POWER」搭載車と同様に、前方の歩行者検知が可能な仕様に機能をアップさせた。
また今回、新たに「X」および「ハイウェイスター」グレードに設定する「VセレクションⅡ」は、両側「ワンタッチオートスライドドア」など使い勝手の良い便利な人気アイテムを装備した従来の「Vセレクション」をベースに、前述の安全装備を装備しつつ、リーズナブルな価格設定とした。
これら各種の先進安全技術の充実によりセレナは、経済産業省や国土交通省などが普及啓発をしている、安全運転サポート車「セーフティ・サポートカーS(サポカーS)」のワイドに対応した。なお、今回の仕様向上に併せ、「セレナNISMO」においても、基準車と同様にハイビームアシストを標準化するなど、各種先進安全装備の充実を図った。(編集担当:吉田恒)