Google、サードパーティーのテクニカルサポート業者による悪質広告を制限へ

2018年9月7日 11:34

headless曰く、 Googleは8月31日、サードパーティーのテクニカルサポート業者について、広告掲載を制限する計画を発表した(Google BlogMashable)。

 詐欺的なテクニカルサポート業者は以前から問題になっており、Googleは数年にわたって法的執行機関や政府機関と協力して対策を練っていたという。しかし、悪質行為はGoogleのプラットフォーム外で行われるため、本物の業者と詐欺的業者を見分けることは困難だ。そのため今後数か月のうちに、本物の業者だけがGoogleのプラットフォームを使って消費者へ到達できるよう、認証プログラムを開始する。それでも悪質業者を完全に排除することはできないが、Googleの広告システムを悪用するのはずっと難しくなるとのこと。

 昨年Googleが広告ポリシーに違反で掲載を中止した広告は32億本以上、1秒当たり100本以上に上るという。消費者をだましたり、食い物にしたりするような悪質業者の増加に伴い、Googleはペイデイローン(給与を担保に貸し付ける金融業者)や保釈金貸付サービスの広告を禁じており、鍵開け業者や依存症治療センターなどの広告を対象に認証プログラムを実施しているとのことだ。

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