8月の新車販売ランキング、N-BOXが11カ月連続トップ 登録車はノート

2018年9月6日 20:41

■「N-BOX」12カ月連続の首位

 日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会は6日、8月度の車名別新車販売台数を発表。その結果、ホンダの「N-BOX」が1万5,509台で首位となった。「N-BOX」の首位はこれで12カ月連続となる。また、登録乗用車では日産の「ノート」が「アクア」を押さえ、登録乗用車首位の座を奪取している。

【前月は】「N-BOX」11カ月連続のトップ、7月の車名別新車販売台数

■ベスト10全てが前月減

 営業日数の少ない8月は、例年販売台数が落ち込むのが通例で、今年もトップの「N-BOX」を筆頭にベスト10全ての車種が前月から台数が減少している。

 そんな中、前年比153.9%と快進撃を続ける「N-BOX」に続いて、2位となるスズキの「スペーシア」が、同163.8%、そして前月比の落ち込みを最小限に抑えて1万974台で2位の座を死守。「N-BOX」との差を縮めている。3位には登録車首位の日産「ノート」が1万647台を販売し、前年比は微増ながらも、やはり前月比を94%台に抑えて順位を上げた。

 また、前月ついにベスト10圏外となったことが大きく報じられたトヨタの「プリウス」は7,471台で10位に返り咲きしたものの、20カ月連続での減少傾向は止まらない。

■ベスト10外 登録乗用車 クラウン、デミオ、フォレスターが好調

 その他ベスト10以外で気になる車種の状況を見ると、登録車では「クラウン」が先月に続いて前年比300%台と相変わらずの好調さで登録車の11位になっている。また、マツダの「デミオ」が他車が前月比を軒並み落とす中、117%という好調さで登録車の順位を27位から17位まで上げている。そして、スバルの「フォレスター」が前年比245.8%の3,036台と好成績を収めた。

■軽自動車 「N-VAN」快進撃

 軽自動車では、「N-BOX」以下の順位に大きな変動がないものの、受注残を多く抱えているはずのスズキ「ジムニー」が、前月比を大きく落とした。どうやら生産が追い付かない様子だ。また、軽商用車ではホンダの新型軽バン「N-VAN」が3,053台で、先行するスズキの「エブリィ」とダイハツの「ハイゼットカーゴ」に肉薄している。

■8月度登録車軽自動車販売台数総合ベスト10

 本月台数(前月比/前年同月比)

1位ホンダ・N-BOX 1万5,509台(78.9%/153.9%)
2位スズキ・スペーシア 1万974台(92.7%/163.8%)
3位日産・ノート 1万647台(94.5%/109.9%)
4位日産・デイズ 9,995台(85.4%/103.6%)
5位ダイハツ・タント 9,716台(90.7%/111.1%)
6位トヨタ・アクア 9,054台(77.4%/83.3%)
7位ダイハツ・ミラ 8,556台(76.4%/107.0%)
8位トヨタ・カローラ 7,991台(80.0%/160.8%)
9位ダイハツ・ムーヴ 7,964台(78.1%/76.8%)
10位トヨタ・プリウス 7,471台(76.2%/71.7%)(記事:田中秀雄・記事一覧を見る

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