近鉄百貨店四日市店が11月新装オープン、無印良品が東海地区最大の店舗出店

2018年9月6日 20:32

 三重県四日市市諏訪栄町の近鉄四日市駅ビルにある近鉄百貨店四日市店が、1~7階を全面大改装し、11月20日に新装オープンする。目玉施設の1つとして無印良品が東海地区最大規模の店舗と三重県初となるカフェを出店する。

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 近鉄百貨店四日市店の改装は2007年以来11年ぶり。近年の人口減少やインターネット通販の拡大で百貨店を取り巻く環境が大きく変わる中、地域密着型の百貨店として集客力を持つ専門店の導入とコミュニティ機能の向上を図るのが狙い。

 5階に出店する無印良品の新店舗は「無印良品近鉄四日市」。売り場面積約2,200平方メートルで、東海地区最大の広さとなる。店内は物販だけでなく、ワークショップやイベント会場としても利用し、隣接する催事場とともに近鉄百貨店と無印良品が地域振興につながるイベントなどを共同企画する。これに伴い、催事場も全面リフレッシュされる。

 同時に、三重県初出店となる「Café&Meal MUJI近鉄四日市」がオープンする。広さ230平方メートル、約70席の店舗で、旬の素材を生かしたメニューを提供、買い物やイベント中の憩いの場として来店客に活用してもらう。

 コミュニティ機能の強化では、レンタルオフィス、貸会議室運営のシンスと協業し、7階に「シンスビジネスセンター近鉄四日市」をオープンする。レンタルオフィスはオフィス機器、通信設備、セキュリティ環境を備え、オフィス開設時に負担となる初期費用を大幅に削減する。受付に専任の係員を置き、不在時の郵便物受け取りや来客対応をする。

 貸会議室は4人利用の小部屋から最大57人収容の大部屋まで7室を設ける。会議だけでなく、セミナーや研修会、試験会場、教育関連の教室など多様なニーズに対応する。

 このほか、6階にカタログギフトブティックの「リンベル」を導入するほか、ギフトサロンや免税カウンター、三重県旅券センターなどの各種サービス機能を結集する。2階には食品案内所を新設、お土産や期間限定商品の紹介などコンシェルジュ機能を充実させる。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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