「子どもの自己肯定感は大事」95%も「ほめるのは苦手」な親が6割

2018年9月6日 10:54

 子供を育てるとき子供は叱った方が良いのか褒めた方が良いのか多くの親が悩む課題だ。教育評論家の親野智可等氏は子育てにおいてしかる必要は無いという。褒めることを中心にして子供の自己肯定感を育てるのが重要だというのが親野氏の考えだ。

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 親野氏を中心に設立された「ほめ写プロジェクト」は子どもの自己肯定感や親の子育て意識を探ることを目的に4歳~12歳の子どもを持つ親600名を対象にインターネット調査を実施した。

 「子どもの自己肯定感は重要か」と尋ねた結果、「重要だと思う」と回答した親の割合は59.7%、「どちらかと言えば重要だと思う」が34.8%、両者を合わせると94.5%となり、大多数の親が「子どもの自己肯定感が重要」であると考えているようだ。

 「子供の自己肯定感を高めるために意識して行っていることはあるか」という質問に対しては、「意識して行っていることがある」が41.5%、「意識して行っていることはない」が58.5%で6割近い親は「子供の自己肯定感」のために特に何もしていないようだ。

 「自己肯定感が子どもに与える影響についてどこまで知っているか」と尋ねた結果、「自己肯定感が子どもに与える影響まで知っている」と回答したのは29.9%で、「言葉の意味まで知っている」が22.5%、「言葉だけは知っている」19.8%、「知らない」が27.8%という結果となり、影響まで知っている者は3割にも満たない。

 「子育てで何を伸ばすことを最も重視しているか」という問いに対しては、「他人を思いやる気持ち」が29.9%と最も多く、次いで「自己肯定感が14.0%」、「目標に向けて努力を継続する」が13.2%、「うそをつかない」11%、「マナーを守れること」11%、「やりたいことを自分で見つけてがんばる自己実現力」が9%と続く。

 「子供を叱るのと褒めるのではどちらが苦手か」という質問に対しては、「ほめる方が苦手」が16.8%、「どちらかというとほめる方が苦手」が39.2%、「どちらかというと叱る方が苦手」33.0%、「叱る方が苦手」11.0%という結果になっており、「ほめる方が苦手」派が56.0%と半数を超えている。多くの日本人の親はほめて育てることが苦手なようだ。(編集担当:久保田雄城)

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