マクドナルド、8月の既存店・全店売上は33カ月連続増に 伸び幅は縮小
2018年9月6日 11:34
日本マクドナルドホールディングスの発表によると、8月は既存店の客単価がわずかに前年同月比でマイナスとなったものの、既存店・全店ともに売上プラスが続いていることが分かった。
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■既存店・全店ともに売上プラスを継続中
5日、日本マクドナルドホールディングスが8月の月次動向を発表した。前年同月比で、既存店売上高が2.7%増、客数が3.8%増、客単価が1.1%減、全店売上高が2.9%増だった。2015年12月(既存店売上:8.0%増、全店売上:5.4%増)から、33カ月連続で、既存店・全店ともに売上の前年同月比プラスが続いている。
■客単価がわずかにマイナス
土曜日が1日少なかった7月に既存店客数が2.3%減と今期(18年1月~12月)初めて前年同月比マイナスとなったものの、8月に入って回復した。一方で客単価が1.1%減とマイナスになっている。既存店の客単価が前年同月比でマイナスになるのは、17年7月(客単価:2.6%減)以来のこと。
「夜マック」第2弾として発売した「ポテナゲ」は好調だったというが、大のセットが通常価格720円(税込、以下同じ)を500円で、特大のセットが1,210円を800円で販売。また、「マックフライポテト」を期間限定で全サイズ150円で販売したことも、客単価がマイナスとなった要因かもしれない。
■2カ月連続で上げ幅が縮小
売上の前期比プラスは続いているものの、既存店売上高は、6月:9.8%増から、7月:3.4%増、そして8月:2.7%増と、2カ月連続で上げ幅が縮小。全店売上高も、6月:10.0%増から、7月:3.6%増、8月:2.9%増と、こちらも2カ月連続で上げ幅が縮小している。今期開始の1月は、既存店売上高が13.4%増、全店売上高が13.1%増と、どちらも絶好調だっただけに、上げ幅の縮小が目立つ状況にもなっている。(記事:県田勢・記事一覧を見る)