【銘柄フラッシュ】JMCなどが急伸し日本通信は政策が追い風とされて出直り強める
2018年8月30日 17:03
30日は、東証1部の値上がり率1位がビジネスブレイン太田昭和<9658>(東1)の13.1%高となり、業績見通しの増額修正が好感されて急伸し、ほぼ1カ月ぶりに2300円台を回復。
2位は日本通信<9424>(東1)の13.0%高となり、総務省がスマートフォンのSIMロック解除を中古スマホにも拡大する方針を示していることなどが材料視され、取引時間中の上値を4日連続セリ上げて下値圏から次第に上げ幅を拡大して出直りを強める様子。
3位はイーブックイニシアティブジャパン<3658>(東1)の11.4%高となり、第1四半期の好決算を映して7月下ユンから8月初にかけて急伸した相場の調整が浅く、第二幕・二段上げ相場をイメージする投資家が少なくなかったようで再び騰勢。
田岡化学工業<4113>(東2)は化学品市況高により連続最高益の見込みが一段と上振れる可能性ありとされストップ高の16.9%高。ジーエルサイエンス<7705>(東2)は9.1%高ともどり高値を更新。第1四半期の大幅増益と業績見通しの増額を材料に7月末から8月初にかけて急伸し、その後調整していたが、こうした銘柄の特性として、発表直後の急伸を深追いしなくても、そのうち買いやすくなる場面が訪れる銘柄の典型とされて再び業績を評価する動きが再燃したとの見方。
JMC<5704>(東マ)は第一種医療機器製造販売業の許可を8月28日付で取得と29日に発表したことなどが材料視されてストップ高の18.3%高となり3日続伸。2日連続上場来の高値を更新。アジャイルメディア・ネットワーク<6573>(東マ)は18.2%高となり、8月末を基準日とする株式3分割の権利確定日を28日に通過し、最低投資金額が下がったため新たな投資家層の参入に期待とされて出直り拡大。
Mipox<5381>(JQS)はテレビ番組「Newsモーニングサテライト」(テレビ東京、平日朝5時45分~7時05分)で取り上げられたとされてストップ高の16.9%高。文教堂グループホールディングス<9978>(JQS)は15.4%高となり、ノーベル文学賞がスキャンダルによって1年見送られた代わりにスウェーデンが今年限定で代替の文学賞を創設し、その最終受賞候補に村上春樹氏と伝えられたことが材料視されて一時ストップ高の23.7%高となった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)