ヤマハ発動機「TRICKER」が排ガス規制に適合し復活 9月20日発売

2018年8月29日 10:52

 ヤマハ発動機は、2017年に生産終了していたフリーライドプレイバイク「TRICKER」を、排出ガス規制に適合する形で復活させ、「tricker(トリッカー)XG250」の名称で2018年9月20日より発売すると発表した。

【こちらも】ヤマハ発、個性派ベンチャー事業の育成で連続最高益更新に挑む

 trickerはヤマハ発動機の250ccクラスオートバイ(普通自動二輪車)である。初代は2004年に発売され、どんな場所でもどんな乗り方でも気軽に楽しめるというコンセプトから、「フリーライド・プレイバイク」と呼ばれた。幾度かモデルチェンジが行われ、最後のものは2012年モデルであったが、平成28年度自動車排ガス規制強化に伴って、生産終了となっていた。

 今回のXG250は、その二輪車平成28年排出ガス規制に適合しつつ、コンパクトな車体サイズや軽快な走行性、個性的なスタイルは継承した、気軽に乗りこなせる扱いやすいバイクであるという。

 新たな特徴としては、優れた環境性能と燃費性を実現するO2フィードバック制御のFI、蒸発ガソリンの外気への排出を低減するキャニスターなどがある。

 エンジンは空冷4ストロークSOHC単気筒249cm3エンジンを採用している。

 カラーリングは、まずトリッカーの代名詞というべきオレンジのタンクにホワイトのタンクカバーを組み合わせた「ディープオレンジメタリック 7(オレンジ)」。そしてマットブラックのタンクとフレームにマットチタンのタンクカバーを組み合わせ、シンプルながらもストリートイメージを強調した「マットブラック 2(マットブラック)」が、従来のモデルと同様に設定されている。

 総排気量は249立方メートル。メーカー希望小売価格は消費税込みで46万7,640円。年間・国内販売計画台数は、800台であるという。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

関連記事

最新記事