宇宙食を飛行機で ANA×JAXAコラボ企画「宇宙フライト2018」
2018年8月28日 11:40
ANAとJAXAは、9月12日(宇宙の日)から9月20日(空の日)までの9日間限定で、“空”と“宇宙”がコラボレーションをした「宇宙フライト2018」を実施すると発表した。
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「宇宙フライト2018」は、成田とアメリカ航空宇宙局(NASA)のジョンソン宇宙センターがあるテキサス州ヒューストンの間を運航するANAの航空便を利用して行われる。
機内食として、普段あまり食する機会のない“宇宙日本食”のビーフカレー、羊羹(小倉)、キシリトールガム、緑茶を提供。その他、宇宙を身近に感じてもらうためのコンテンツとして、JAXAの宇宙飛行士である大西卓哉さんが出演するスペシャルビデオメッセージの放映、ANAとJAXAによるスペシャルビデオコンテンツの提供、機内での搭乗証明書、オリジナルステッカーの配布、オリジナルミニカードの配布(エコノミークラスのみ)などを予定している。
JAXAでは、国際宇宙ステーションに長期滞在する日本人宇宙飛行士のパフォーマンス維持や向上、精神的なストレスの低減を目的として、宇宙日本食の認証を行っている。一方、ANAでは、2018年1月に「宇宙事業化プロジェクト」を立ちあげ、宇宙旅行や高速輸送の可能性を調査している。今回両者は、航空業界における宇宙事業の活性化や国際宇宙ステーション活動の理解促進を目指して、「宇宙フライト2018」実施に至ったという。
なお、今回の「宇宙フライト2018」の初日である宇宙の日は、1992年にJAXA宇宙飛行士の毛利衛さんが日本人として初めてスペースシャトルに搭乗したことを記念し制定された。そして、「宇宙フライト2018」の最終日である空の日は、航空や空に対する理解と関心を高めるため、民間航空再開40周年にあたる1992年に制定された。毎年、両日に合わせて、日本各地の航空宇宙関連施設でさまざまな“宇宙”と“空”に関わるイベントが開催される。
今回のようなイベントを機に、宇宙に行かなくても、世界中のフライトでいつでも日本の宇宙食を味わえる日が来るのもそう遠くない未来かもしれない。