関大、高周波で抵抗が0に近づくという「ナノ微粒子焼成金属」を発見
2018年8月28日 10:25
関西大学の研究グループが、鉄とシリコンをナノ粒子のまま250度で焼成することで金属板(焼成金属ナノ多結晶金属体)を作成し、この金属板は高周波で抵抗が実効的に0mΩになることを発見したと発表している(発表PDF、日刊工業新聞、論文)。
こうした現象が発生する理由としては、「透磁率の実部が負の場合(中略)この逆起電力の向きが逆転し、逆に電流が流れるのを補助するように働くため、実効的に抵抗が減少する」と説明されている。
なお、これらの研究論文に対しては査読によるリジェクトが度々発生しているという(Twitterでの指摘)。