世界初、公道での自動運転タクシー実証実験を開始 ZMPと日の丸交通

2018年8月27日 16:40

 ZMPは27日、日の丸交通と共同で、世界初となる自動運転タクシーによる公道営業実証実験を開始した。

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 実証実験では、ZMPが開発したバンタイプの自動運転車両「RoboCar MiniVan」を、日の丸交通が大手町フィナンシャルシティグランキューブ(東京都千代田区)と六本木ヒルズ(東京都港区)間で営業走行し、ICT技術を活用した配車サービス等の検証を行う。利用者は、専用のスマートフォンアプリを用いて配車を予約し、タクシー利用、決済までを行う。運行は、9時から17時の間で1日4往復を予定し、9月8日まで行う。料金は片道1,500円(税込)で利用できる。

 ロボットのハードウエアとソフトウエアの開発を行うZMPは、日の丸交通と協業することで、2020年の自動運転タクシーの実用化を目指している。そのために、昨年より日の丸交通の熟練タクシードライバーの走行データや、運転ノウハウを収集して自動運転アルゴリズムを改良し、交通の流れに沿った自然な走行と快適な乗り心地が得られるRoboCar MiniVanを開発した。あわせて、利用者がスマートフォンでタクシーを配車予約し、ルートを確認できる専用のアプリ、タクシー降車時に決済を行う車内タブレットアプリ、走行を遠隔監視するシステムからなる自動運転タクシー用の配車システムを開発、自動運転タクシーの運営をサポートできるようにした。両社は、今回の実証実験の成果を踏まえて自動運転タクシーの実用化を目指した技術、サービスの検証をさらに進めるという。

 実証実験は、東京都の『自動運転技術を活用したビジネスモデル構築に関するプロジェクト』の一環として、国と東京都が共同設置した『東京自動走行ワンストップセンター』の支援を受けて、実施される。

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