米中間選挙後は上昇する傾向、SMBC日興証券(花田浩菜)

2018年8月24日 11:51


*11:51JST 米中間選挙後は上昇する傾向、SMBC日興証券(花田浩菜)


こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

8/24付の「DailyOutlook」では、米中間選挙が行われる年の株式市場について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『11月6日は米中間選挙の実施予定日だ。米中間選挙は大統領選の中間期に行われる4年毎の議員選挙で、11月の第1月曜日を含む週の火曜日に行われる』と伝えています。

続けて、大統領の任期半ばに行われるため、現政権への信任投票という性質を持つことで注目されることを挙げ、『米中間選挙が行われる年の株式市場において、選挙前の夏秋は方向感の定まらない展開となる傾向がある。米大統領や時の政権からは、選挙を有利に運ぼうとした有権者への人気取り的な発言がなされ易い。中には実現に疑問符の付く発言もあり、様子見姿勢が強まるのであろう。今年はトランプ氏の保護主義的な発言が目立ち、手掛け難いムードが漂っている』と分析しています。

さらに、『過去の米中間選挙年におけるTOPIXの推移をみると、方向感の定まらない展開は選挙までといえよう。直近3回の中間選挙年である2006年、2010年、2014年における年末のTOPIXは何れも選挙日と比べて上がっている。年後半に株価が上昇する経験則があるうえに(参照:8月13日付SpotReport「経験則では8,9月は押し目買いの好機」)、米国株が選挙前後で材料出尽くしから上がり、日本株もそれに追随するためと推測される。因みに、「米国株は中間選挙の年に安値となり易く、大統領選の年が高値となり易い」という経験則も知られている。年末までの短期的視点からも、年単位で考えた中長期的観点からみても、現状が押し目と考えられようか』とまとめています。

最後にレポートでは、『米中間選挙年におけるTOPIX、S&P500の推移』を紹介しています。詳しくは8/24付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜《ST》

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