ホンダの新型軽バン「N-VAN」、発売1カ月強で1万4千台を受注
2018年8月21日 21:15
■販売計画台数4.6倍強の1万4,000台を受注
ホンダは21日、7月13日に発売した新型軽バン「N-VAN(エヌバン)」の累計受注台数が、販売計画3,000台/月のところ、8月20日現在で1万4,000台を超える好調な立ち上がりとなったことを発表した。発売前から注目されていただけに、予想を上回る結果となった。
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■購入ポイントは使い勝手と安全性能
新型「N-VAN」の購入ポイントとしては、まず、助手席側センターピラーレスとテールゲートのダブルビッグ大開口による、積み降ろし作業時の使い勝手の良さがある。また、低床フロアと助手席ダイブダウンによる大空間の荷室、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」の標準装備、クラストップレベルの燃費性能などもあげられている。購入層としては、商用車オーナーだけではなく、ホビー用途での使用まで、幅広い層に支持を得ているという。
■どんなタイプ、グレードが売れているのか?
グレード別の構成比は、G/Lが41%、+STYLE FUNが44%、そして+STYLE COOLは15%となっており、タイプ別構成比は次の通りとなる。
G・Honda SENSING:19%
L・Honda SENSING:22%
+STYLE FUN・Honda SENSING:22%
+STYLE FUN・ターボ Honda SENSING:22%
+STYLE COOL・Honda SENSING:9%
+STYLE COOL・ターボ Honda SENSING:6%
乗用ユースを想定した+STYLE FUNが、ターボ、NAともに高い比率であり、商用ユースのG/Lを超えているのが、他の軽商用バンと異なる点だ。
■人気カラー
G/LはタフタホワイトIIとルナシルバー・メタリックがともに50%で、「+STYLE」では、プレミアムホワイト・パール22%、ガーデングリーン・メタリック20%、シャイニンググレー・メタリック20%と、分散しているのが興味深いところである。
■商用ユーザーはのんびり納期を待っていられない
7月の販売台数は約3千台と、販売計画台数とピッタリ。1万4,000台を超える受注が今後どう振り分けられるのか、生産台数を増やすにも、N-BOXが相変わらず好調なこともあり簡単にはいかないだろう。特に商用ユーザーは何カ月も納車を待たせるわけにはいかないだろうから、最優先。+STYLE FUN、+STYLE COOLの注文者にその分のしわ寄せが来そうだ。(記事:田中秀雄・記事一覧を見る)