夏アニメのダークホース!「あそびあそばせ」の魅力とは
2018年8月20日 20:27
■夏アニメで最もプッシュしたい「あそびあそばせ」
8月もそろそろ終わりに近づいている中、ドラマだけでなくアニメも多くの作品が折り返し地点を迎えている。その中でもおすすめしたい作品が「あそびあそばせ」だ。
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日常系アニメや漫画が流行っている中、本作はその要素を取り込みながらも独特な笑いのエッセンスを加えた作品。SNSでも「少女×シュールな笑い」を武器に話題となり、いきなり重版が決定したほどだ。そんな笑いどころ盛りだくさんの作品もついにアニメ化となっているが、どのような作品なのだろうか。
■「あそびあそばせ」とは
「あそびあそばせ」は漫画雑誌「ヤングアニマル」にて連載中の、涼川りん著による漫画。元々は系列雑誌の読み切り版だったが、徐々に話題となって本誌での連載に至った。本作では華子、オリヴィア、香純の3人による「遊び人研究会」(通称あそ研)での日常を描きつつ、「美少女×お遊戯コメディ」のコンセプトの元で常にハイセンスな笑いを提供してくれる。
幼少期に、姉と数々の「あそび」を経験した野村香純。しかし、そのあそびで負けたときに様々な罰を受けてしまい、極端にあそびが嫌いになってしまった。それは時が進んで中学生になっても同じで、誰かがゲームに負けて罰ゲームを行うことには抵抗感を持っていた。
ある日、香純は英語の成績に悩んでいた。いくら勉強しても10点以下という壊滅的な点数ばかりを叩き出しており、どうすれば点数を上げられるのか必至にもがいていた。そこで、彼女は同級生で帰国子女のオリヴィアならば英語が得意だろうと考えて声を掛けた。彼女は一緒にいた本田華子と昔ながらの「あそび」に興味津々で、英語を教える代わりに昔のあそびを教えて欲しいと交換条件を出してくる。
香純は過去のトラウマから昔のあそびを教えたくなかったが、しぶしぶ承諾。手始めに「あっちむいてほい」をオリヴィアと行うも、彼女の鼻へいきなり指を突っ込む本気度を見せつける。その本気度のあそびを教えてくれる香純にオリヴィアは興味を示し、彼女たちのあそびを探求する日常が幕を開けるのだったー。
■少女3人が全力で「シュール」な笑いに挑戦!
中学生が普通に生活している風景を描くだけでなく、そこに度肝を抜く笑いを追加したのが本作最大の魅力。それぞれ中学生らしい抜けた部分を存分に発揮しており、特に華子の美少女とは思えない「顔芸」がSNSでも話題となった。
また、昔懐かしいあそびに本気で取り組む姿も魅力の1つだが、独特の遊び方や彼女たちの独自ルールも見ているだけで微笑ましくなってくる。中でもソフトテニスを羽子板で挑もうとする想像もしない組み合わせは、本作品でしか見られないだろう。
「あそびあそばせ」はコミックスが6巻まで発売され、「ヤングアニマル」で連載中。そして、アニメは2018年7月より放送中だ。(記事:藤田竜一・記事一覧を見る)