Chrome Canary、画像の遅延読み込みが利用可能に
2018年8月19日 23:05
Chrome Canaryで画像の遅延読み込み機能が利用可能になっている(Bleeping Computerの記事、Android Policeの記事、Neowinの記事)。 Google Chromeの遅延読み込み(LazyLoad)機能実装計画は1月に発表されたもので、画面に表示されない部分の画像や特定のサードパーティiframeについて、ページをスクロールして表示範囲に近づくまで読み込みを延期する。長いページの一番下に配置された画像など、ユーザーがほとんど見ることのない要素の読み込みを行わないことで、データ使用量やメモリー使用量を削減し、読み込み速度を向上させることが目的だ。 iframeの遅延読み込み(LazyFrames)はChrome 68で既に実装されており、「chrome://flags/#enable-lazy-frame-loading」を設定することで有効化できる。Bleeping Computerによれば、Chrome Canaryでは70.0.3521.0から画像の遅延読み込み(LazyImages)が実装されたという。こちらは「chrome://flags/#enable-lazy-image-loading」を設定することで有効化できる。手元の環境で試してみたところ、デフォルトの「Default」では有効になっておらず、「Enabled」を選択すると有効になることが確認できた。なお、読み込みの延期された要素がある場合、印刷時などにプレースホルダーのまま出力されるといった問題もあるようだ。 また、HTML属性「lazyload」を指定することで、Webページ側が個別に遅延読み込みの有効・無効を設定することもできるとのことだ。