就活用語ランキング、「お祈り」「サイレント」を抑えた1位は?

2018年8月17日 21:19

 マイナビ(東京都千代田区)は16日、2019年卒業予定の学生の間で流行した「就活用語ランキング」と「就職活動に影響したニュースワードランキング」を発表した。1位は数年前から徐々に順位を上げている「ガクチカ」。面接で聞かれることが多い“学生時代に力を入れたこと”の略語だ。

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■2位は「お祈り」、3位は「サイレント」

 2位には「お祈り(メール)」がランクイン。不採用通知の“今後のご活躍をお祈りしております”という一文に由来する。3位は選考結果の連絡が来ないことを意味する「サイレント」。これには「黙とう」などの類語もあるという。4位はエントリーシートを略した「ES」。5位は“無い内定”を意味する「NNT」だった。ちなみに「NNT」の反意語は「ANT(有る内定)」だという。

■「リベンジ転職」・「赤べこ」・「神に近づく」とは?

 ランキングトップ10には入らなかったが就活生の間ではやり始めている用語には、新卒で入れなかった企業に転職する「リベンジ転職」、説明会でうなずき続ける人をいう「赤べこ」などがあった。他にも、選考に落ち続け、お祈りされる機会が増えることを表した「神に近づく」など、思わずうなる新語がならんだ。

■最先端技術と社会問題に関するニュースワードが就活に影響

 就職活動に影響したニュースワードの1位は「人工知能・AI」(31.2%)。2位は僅差で「働き方改革」(31.0%)、3位は「IoT」(28.5%)だった。4位「少子高齢化」(16.3%)、5位「女性活躍推進」(15.9%)と続いた。理系男子では最先端技術に関するワードが多く、女子では文系・理系ともに「女性活躍推進」「少子高齢化」が上位にランクインするなど、文理別、男女別で差がみられる結果となった。

 調査期間は7月25日~31日。2019年卒業予定の全国大学4年生および大学院2年生、1,775人を対象にインターネットでアンケートを実施した。(記事:西舘妙子・記事一覧を見る

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