Googleのセキュリティ研究者、Appleのセキュリティ対応を批判
2018年8月15日 14:14
あるAnonymous Coward曰く、 Googleのセキュリティ研究部門「Project Zero」に所属する「バグハンター」のIan Beer氏が、Appleのセキュリティ対応について批判している。
氏によると、Appleのセキュリティに対するアプローチが業界全体を後退させているという。同氏はBlack Hatの講演で、この2年間にiOSでは30件以上のバグが発見されたと述べた。その上で、Appleがこれまでの脆弱性の開示から学んでいないと感じていると話した。
氏曰く、Appleの個々の技術者は、強力なエンジニアリングセキュリティスキルを持っているものの、彼らはバグが悪用される背景を理解しておらず、また問題の根本的な原因を見つけることもしていないという。
同氏は、AppleのCEO、Tim Cookに対する挑発的な呼びかけの中で、アムネスティ・インターナショナルに250万ドルを寄付するよう要望した。これは、同氏の発見した30件以上のiOS脆弱性におけるバグ賞金収入とほぼ同額だ(The Verge、threat post、Slashdot)。