携帯国内出荷、6月は夏モデル開始で回復 スマホは3カ月ぶりに100万台突破
2018年8月10日 12:06
2018年6月における携帯電話の国内出荷実績が発表され、夏モデルの開始により、出荷台数が大幅に伸びたことが分かった。一方で4・5月の買い控えが影響して、累計では昨年を下回っていることも判明した。
【こちらも】国内携帯電話出荷台数、従来型携帯電話がゼロに 18年第1四半期
■スマホが3カ月ぶりの100万台超え
8日、電子情報技術産業協会と情報通信ネットワーク産業協会が2018年6月の携帯電話国内出荷実績を発表した。携帯電話全体の出荷台数は前年同月比11.6%減の135万8,000台、このうちスマートフォンは同1.5%減の111万台だった。
夏モデルの出荷を開始したスマートフォンは、3カ月ぶりに100万台を突破。4月の80万1,000台(うちスマホ:39万3,000台)を底として、5月の108万台(同77万台)、そして6月と2カ月連続の増加となった。
■4・5月の買い控えで累積は大幅減少
2018年度第一四半期(4月~6月)の累計では、携帯電話全体は前年同期比29.3%減の323万9,000台、このうちスマホは同24.0%減の227万3,000台と、どちらも前年より落ち込んでいる。
また、2018年の上半期(1月~6月)でも、携帯電話全体は同18.4%減の778万8,000台、このうちスマホは同17.4%減の523万1,000台と、やはり落ち込んでいる。
これは夏モデル販売前となる18年4月、5月が17年と比較して大きく低調だったため。前年同期比で4月は46.2%減、5月は30.6%減と落ち込みが目立っていた。(記事:県田勢・記事一覧を見る)