ドン・キホーテ、大阪道頓堀のえびすタワーに空中浮遊体験できるVR動画導入

2018年8月1日 11:55

 ドン・キホーテは31日、大阪市中央区宗右衛門町のドン・キホーテ道頓堀店に設置している大観覧車「えびすタワー」に8月1日から空中浮遊体験ができるバーチャル・リアリティ(VR、仮想現実)動画を追加導入することを明らかにした。1月の運転再開以来、道頓堀の人気スポットとして定着しているだけに、利用者に喜ばれそうだ。

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 新コンテンツとして導入する「360度VR動画」はゴンドラに乗り、VRゴーグルを装着すると、ゴンドラの外で空中浮遊する疑似体験ができる仕組み。乗り込んだ時間に関係なく、晴れた日に観覧車から見える日中と夜間の景色が浮かび、道頓堀界隈をさらに広く見渡せるほか、着座位置から見えにくかった戎橋もくっきり。水とネオンに囲まれたミナミの繁華街を360度のパノラマで楽しめる。VRゴーグルの使用対象は7歳以上。

 えびすタワーは最高頂77.4メートルの観覧車で、ゴンドラは計32基。店舗正面に小判型に据え付けられたレールに沿って約15分かけて1周し、ゴンドラからミナミの繁華街を一望できる。観覧車には商売の神様「えべっさん」とドン・キホーテのキャラクター「ドンペン」があしらわれ、ミナミのランドマークになっている。

 2005年3月の開店とともに稼働し、若い世代の人気を集めていたが、2008年6月にレールに破損が見つかったため、運行を停止していた。その後は店の看板代わりに保存されてきたが、ミナミの観光名所道頓堀川に面した絶好の場所に位置することもあって、観光客らから「乗ってみたい」という要望が相次ぎ、ドン・キホーテが約2億5,000万円かけて改修、ゴンドラ1台ずつに鯛や招き猫など異なる装飾を施した。

 ドン・キホーテは「初めてえびすタワーに乗り込む利用者にはVRゴーグルを装着せずに道頓堀界隈の景色を楽しんでもらい、2回目以降の利用者にはVRゴーグルを着けて道頓堀の大パノラマを楽しんでほしい」としている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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