YouTubeの読み込み、FirefoxやEdgeではChromeの5倍時間が必要
2018年7月29日 23:05
現行デザインのYouTubeは初めに動画部分が表示され、そのほかのテキストやボタン、サムネイルなどは先にプレースホルダーが表示されてから順次表示されていく。MozillaのChris Peterson氏によると、これをFirefoxやMicrosoft Edgeで読み込む場合はGoogle Chromeの5倍時間がかかるそうだ(Peterson氏のツイート、The Vergeの記事、Neowinの記事、9to5Googleの記事)。 YouTubeの現行デザインで使われているPolymerライブラリーは、Chromeだけに実装された非推奨のShadow DOM v0 APIに依存しているという。そのため、FirefoxとEdgeでは互換用に用意されたPolyfillを使うことになり、大幅に速度が低下する。Internet Explorerでは旧デザインで表示されるため、影響を受けない。 Peterson氏によれば、Firefoxでは拡張機能「YouTube Classic」を使用することで表示速度を改善できるという。The Vergeの記事ではEdgeとSafariでの対策として、Tampermonkeyを使用する手順を紹介している。大きなシェアを獲得したChromeは新たなInternet Explorer 6のようになりつつあるといわれているが、今回の問題もその一つのようだ。