細田監督の新作が登場!「未来のミライ」の内容をチェック

2018年7月21日 21:57

■満を持して細田監督の新作、公開!

 2018年7月も後半となり、いよいよ夏休みに突入した学生も多くなってくる。同時に映画業界も次々に新作が公開し始め、その中には細田守監督の作品も含まれている。

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 細田監督といえば「時をかける少女」や「サマーウォーズ」などで知られ、夏のアニメ作品といえば細田監督というイメージまで定着しつつある。そんな監督の新作「未来のミライ」が7月から各映画館にて公開が始まった。

■「未来のミライ」のあらすじ

 「未来のミライ」はスタジオ地図が制作したアニメ映画。「バケモノの子」に続く細田監督オリジナルの作品となっており、随所に細田監督が関わってきた映画のエッセンスが垣間見える作品となっている。

 主人公の「くんちゃん」は4歳の男の子。まだまだ甘えたい年頃であるが、母はくんちゃんの妹を出産するために入院していた。その母がついに帰ってくると共に、彼の妹となる「未来」がやってきた。

 母はくんちゃんに「妹をよろしくね」とお願いし、彼も素直に応じて見せた。しかし、父も母も未来に付きっきりとなり、次第にくんちゃんは面白くなくなってくる。すると、未来にイタズラするようになり、ほっぺをつねったり鼻を押したりしては母から叱れる日々が続いた。

 しかし、これが逆効果となってしまい、くんちゃんは腹いせにオモチャで未来の頭を叩いてしまい、火に油を注いでしまった。自分はこの家にいらない子のように感じ始めるくんちゃんは庭に逃げるように飛び出る。すると、そこには制服を着た「ミライ」が立っていた。くんちゃんはミライに連れられる形で、不思議な冒険に飛び出すのだった。

■暖かい世界観をしっかり紡いだ作品となるか

 細田監督といえば様々な作品の演出や監督を担当したことがあり、特に有名なのが「デジモンアドベンチャー」の劇場版作品だろう。この世界観は後の大ヒット作「サマーウォーズ」にも影響を与えており、こうした共通点を探るのも魅力の1つだ。

 そんな細田監督が新作を手掛けることになったのだが、今作は妹が未来からやってくる点を考えると「時をかける少女」の要素などが含まれている可能性も考えられる。全体的に家族の暖かいホームドラマのような展開になっているようなので、ほっこりしたい人はこの夏に見に行ってみてはいかがだろうか。

 「未来のミライ」は2018年7月20日から全国映画館にて上映中。(記事:藤田竜一・記事一覧を見る

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