2019年発売予定の新型「トヨタ・スープラ」グッドウッドを疾走!
2018年7月16日 21:10
2019年に発売が予定されてているトヨタの新型「スープラ」のプロトタイプが、英グッドウッド・フェスティバルで疾走する様子を収めた動画と画像が、「Toyota Europe」のホームページ上で公開された。
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■市販モデルがヒルクライムコースを疾走
トヨタ・ガズー・レーシングの黒赤と白の色でカモフラージュされたこの開発モデルは、英国で開催される「グッドウッド・フォスティバル・オブ・スピード」において1.9㎞のヒルクライムコースを疾走した。
新型「スープラ」は、今年のジュネーブモーターショーでトヨタ・ガズー・レーシングが制作した、レーシング仕様のコンセプトモデル「GRスープラ・レーシングコンセプト」を世界初公開し、名車「スープラ」の名前の復活を告げている。今回走行した「スープラ」は、この時のレーシングコンセプトとは異なり、空力装備などは装着しておらず、ほぼ市販車に近い仕様と見られている。
■2019年前半発売を予定
2002年に生産を終えた「スープラ」は、新型モデルが2019年前半(1~6月)に発売を予定しており、ジュネーブモーターショーで発表されたレーシング仕様のコンセプトモデルよりも全長、全幅などがコンパクトになるものの、BMWとの共同開発による3.0Lの直6ターボエンジンを搭載することで、ロングノーズ&ショートデッキという往年のスープラを彷彿させるフォルムが確認できる。スペックとしては、360ps/50kgmが予想されている。
■スープラとは?
新型「スープラ」の詳細はまだ予想の段階だが、復活!と大きく報道されるこの「スープラ」。
ラテン語で「至上かつ最高」という意味を持つ「スープラ」は、1978年に発売され小型スポーツカー「セリカ」に直列6気筒エンジンを搭載した「セリカXX(ダブルエックス)」の輸出名が「スープラ」となったのが初代モデル。1986年に3代目となって日本でも「スープラ」として独立したモデルとなった。そして、1993年から2002年まで発売された4代目モデルは、「2ウェイツインターボ」エンジンで、最高出力が280PS、最大トルクは46kgf·mを発生。トヨタ車におけるスポーツフラッグシップ車として、海外でも人気の高いモデルであった。(記事:田中秀雄・記事一覧を見る)