Windows 10、メモ帳にテキストズーム表示などを追加

2018年7月15日 18:29

Microsoftは11日、Windows 10 Insider Preview ビルド17713(RS5)をファーストリング向けに提供開始した(Windows Experience Blogの記事)。 本ビルドでは「メモ帳」アプリにテキストのズーム表示など複数の機能が追加された。テキストのズームはメニューから選択するほか、Ctrlキーと「+」「-」「0」キーの同時押しやCtrl+ホイールで変更できる。検索/置換ダイアログにはチェックボックス「折り返しあり」が追加されており、オンにすることで最後まで検索すると先頭に戻って検索を続けることが可能となった。検索/置換ダイアログのオプションや検索/置換文字列は保持され、次回以降に再現されるようになっている。 また、テキスト折り返し時の行・列表示、Ctrl+Backspaceでの単語削除(英数字のみ)が可能となっており、テキスト選択状態でカーソルキーを押すと、まず選択が解除されてからカーソルが移動するよう修正されている。大きなファイルを開く際のパフォーマンスも向上しているとのこと。RS5ビルドのメモ帳ではこれまでにもビルド17661でCRLF以外の改行コードサポートが追加され、ビルド17666では選択したテキストをBingで検索する機能が追加されている。 このほか、Microsoft Edgeではビルド17704でWebページでのメディア自動再生を制御できるようになっていたが、本ビルドではサイトごとに設定できるようになった。また、読み取りビューや書籍・PDF表示時に選択した単語(おそらく英単語のみ)の定義を表示する機能も追加されている。 なお、本ビルドはRS5ビルド初のリリースブランチ「RS5_RELEASE」になっている。RS3RS4では開発ブランチからリリースブランチをフォークする一方、Skip Aheadを選択したInsider Program参加者にはその次のリリースに向けて開発ブランチのビルドを提供していた。しかし、今回はSkip Aheadをいったんリセットし、今後数週間のうちに再度オプトインできるようにするという。 そのため、現在のところ「設定」アプリの「更新とセキュリティ→Windows Insider Program」からSkip Aheadのオプションが削除されており、これまでSkip Aheadを選択していたユーザーはファーストリングに変更されている。Skip Aheadは台数に制限があるため、オプトインしたまま使われていないPCを除去し、新たに参加できるようにするのが目的とのことだ。 

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