11億年前の生物に由来する色素を発見 オーストラリアでの研究
2018年7月13日 11:09
あるAnonymous Coward曰く、 オーストラリア国立大学の研究者らが、11億年前の生物に由来する色素を発見したそうだ(PHYS.ORG、AFP、Slashdot)。
この色素は「シアノバクテリア」という単細胞生物によって作られたもので、ピンク色をしているという。元々は葉緑素が化石化した物で、青緑色だったはずだとされている。西アフリカ・タウデニ盆地で採掘作業を行っていた石油会社が掘り出した岩石から偶然発見されたそうだ。
これまで発見されていた最古の色素は約6億年前のものだったそうで、この単細胞生物が生息していたとみられる11億年以上前には海洋内に藻類などが殆ど存在していなかったことを示唆しているという。