コンビニから答案を提出、Z会の増進会とセブン&アイが業務提携

2018年7月7日 08:47

 「流通」と「教育」の雄がダッグを組む。セブン&アイ・ホールディングスと、通信教育「Z会」などを運営する増進会ホールディングスは5日、業務提携すると発表した。

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 両社の業務提携への動きは今年の2月から始まっていた。セブンイレブンの実店舗と連動した高校生対象のイベント「Z会監修 全国高校対抗 超良問ドリル」を開催し、10万人を超える参加者を集めた。

 増進会ホールディングスの武器である「教育」と、セブン&アイグループの多様な事業領域をマッチングすることで、快適性・利便性の高い教育・サービスを提供できると2社は確信したようだ。

 今後の取り組みだが、セブンイレブンの店舗に設置されているマルチコピー機を使用し、答案を提出できるようにするという。8月から幼児対象のコースで開始し、順次対象を拡大する予定だ。セブン&アイグループの通信販売サイトでは、増進会グループの学習参考書を販売。通信教育では、会員向けの努力賞にnanacoギフトなども導入していく。

 また、増進会のグループが運営する「栄光ゼミナール」といった学習塾を、イトーヨーカドーなどのグループ店舗に出すことも検討。さらに、会員制交流サイト(SNS)を活用した催しを共同で開き、子供の探求心・向学心を刺激していくという。(記事:久保圭大郎・記事一覧を見る

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