シーバイクロエの2018年冬コレクション 冬ファッションは意外性と遊び心がキー

2018年6月27日 23:04

 シーバイクロエ(See By Chloé)の2018年冬コレクションは、コーエン兄弟による映画『ファーゴ』からインスピレーションを得ている。

■コーエン兄弟の映画『ファーゴ』から着想

 冬のアメリカを舞台に繰り広げられるサスペンスストーリー、映画『ファーゴ』。そこから影響を受けた今季は、寒い冬にぴったりな厚手のピースが充実だ。スキージャケット風のキルティングコート、メタリックカラーのボアジャケット、「See By Chloé」ロゴ入りニットパンツ、キルティングとボアのコンビネーションジャンパーなど、“もこもこ”としてピースが揃っている。

■ボリュームピースはドレスやレースを合わせて引き算を

 それらのボリュームピースは、あえて対象的なウェアとコンビネーション。ブランケット素材のジャケットには流れるようなドレスを差し込み、ウールのビックサイズシャツには繊細なレースのスカートを組み合わせ、コントラストの強いルックを完成させる。

■コーディネートのポイントは意外性

 また、シルエットだけでなくコーディネートそのものも、シーバイクロエガールらしく豊かな想像力を駆使して楽しめる工夫を。マニッシュな印象の強いコーデュロイパンツは、クロップド丈にしてブーツと組み合わせ、キュロット風に着こなして。

 ベーシックなハイネックニットには、コーデュロイを差し込んでストライプ模様に仕上げたデニムパンツを合わせて、アグレッシブに着こなした。

■家庭用品をリサイクル!?

 洋服一つひとつには、ヴィンテージライクな要素をプラス。ジャケットには寝具を彷彿とさせるディテールを、スカートにはレースカーテンのような素材を取り入れて、温かみのある雰囲気に。まるで家庭で使用しなくなった家具やインテリアをリサイクルするかのように、ファッションに手を加えている。

■折ってもOK、2Way仕様の新バッグ

 新バッグは「O」のモチーフを取っ手に取り入れた「MONROE」。アッパーパーツを折って使うこともできる2Wayタイプのニューバッグとなる。

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