サッカー日本代表、2戦目 真価が問われるセネガル戦

2018年6月23日 12:08

 ロシアワールドカップ、日本代表の2戦目が24日(日本時間25日0:00開始)に行われる。初戦のコロンビア戦を2-1で勝利し勝ち点3を得た日本は同じく初戦を勝利したセネガル代表との試合に挑む。身体能力の高いアフリカ勢を相手にこの試合でも勝機を見出せるか。

【初戦は】西野ジャパン、コロンビアに2-1で勝利 W杯サッカーロシア大会

■初戦で掴んだアドバンテージを活かして

 日本の初戦、コロンビア戦では開始直後、相手のハンドの反則で得たPKで得点、さらに退場者が出たことで序盤より数的優位で試合をコントロールする状況が続いた。そして一時、同点に追いつかれるも後半に入り、コーナーキックから大迫のシュートが決まり再び勝ち越し、劣勢が予想されたコロンビアを相手に2度のリードを奪った。

 1トップを務めた大迫の状態の良さが2得点の要因である中で、1点目のPKに繋がったシーンでは屈強な強さが伝わってきた。香川からのロビングのパスを受け相手DFと競い合いで倒されることなく、ゴールへと突き進んだスピードと迫力は体格に勝るセネガルとの試合でも決して劣ることはないはずだ。

 また、初戦同様、セットプレーも日本の強力な武器であることは明白。キッカーでは香川、本田、さらにはコロンビア戦で先発を勝ち取り、大会直前の強化試合でも精度の高いボールで好機を演出していた柴崎にも得点を生む可能性は十分。セネガルは初戦のポーランド戦ではセットプレーから失点を喫している。

 相手陣内でのファウルはそのまま日本の得点機となる可能性は高く、ポーランド戦でのファウル数が15に及んだセネガルは日本戦では武器であるはずのフィジカルコンタクトを避けなければならないだろう。

■日本の警戒すべきポイントも

 但し、日本も簡単な試合にはならない。初戦は数的優位にも拘らず、軽率なパスミスからに決定的なシーンを迎えていた。組織での守備は危ない場面は観られなかったものの、自らのパスがそのまま相手に奪われる場面は修正すべき点であることは間違いない。また、コンディションの整っていなかったハメス・ロドリゲスの投入によりさらにコロンビアの攻撃の質が落ちたことにも助けられた部分も否めない。

 セネガルとの勝ち点3を挙げているチーム同士の試合では初戦以上に受けるであろう相手の圧力を吉田、昌子の両センターバックを中心にどうかわし切るかも重要なポイントとなるはずだ。(記事:佐藤文孝・記事一覧を見る

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