防衛相、秋田・山口訪問を調節 イージスアショア配備で

2018年6月21日 08:58

 小野寺五典防衛大臣は19日の記者会見で、陸上型弾道ミサイル迎撃システム「イージスアショア」の秋田県と山口県への設置に向け、地元の理解と協力、地元住民らが懸念している課題の払拭へ自らも両県を早期に訪ねたいとし、調整中だとした。

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 小野寺大臣は「防衛省事務方が17日に秋田を訪ね、住民の方々にイージスアショアの配備候補地や今後の調査について2時間ほど説明させていただいた。その際、住民の方々から、学校、住宅等の近傍を配置候補地とした理由、周辺情勢の変化を踏まえたイージスアショアの必要性、電波に関する人体等への影響などの質問や懸念の声があった旨の報告を受けている」と語った。

 そのうえで「防衛省としては地元の方々の懸念を少しでも払しょくできるよう、今後とも、説明の機会をいただき、繰り返し丁寧な説明をしていきたいと思っている」と述べた。

 小野寺大臣は自らも両県をなるべく早く訪問するとしたうえで「地元の意見や懸念にしっかり耳を傾け、今回の配備によって地元の皆様に影響が生じることがないよう責任を持って対応していきたい」と強調した。(編集担当:森高龍二)

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