後任は誰に?『クレヨンしんちゃん』野原しんのすけ役・矢島晶子が降板

2018年6月2日 22:24

 テレビ朝日は1日、自社の人気TVアニメ『クレヨンしんちゃん』の主人公・野原しんのすけ役の声優・矢島晶子氏が降板すると発表した。

 6月29日の放送を最後に矢島氏は『クレヨンしんちゃん』を降板。声優の後任についてテレビ朝日側は決まり次第告知するとのことだ。

■矢島晶子氏が演じる最後の『クレしん』放送は6月29日

 現在テレビ朝日系列で放送中の人気TVアニメ『クレヨンしんちゃん(通称:クレしん)』の主人公である“しんちゃん”こと野原しんのすけ役の声優・矢島晶子氏が、6月29日の放送を最後に番組を降板することになった。

 この情報がテレビ朝日から発表されるや、多くのファンが驚き、落胆しているようだ。

 同局が持つ番組Webサイト『クレヨンしんちゃん』内の「しんちゃんニュース」では、2018年6月1日付けで声を担当していた矢島晶子氏のコメントが掲載。それによると降板の理由は「しんのすけの声を保ち続ける事が難しくなった為」とのことだ。

 矢島氏の後任(野原しんのすけ役)は現在調整中で、決まり次第告知するとテレビ朝日からアナウンスされている。

■26年3カ月もの間「野原しんのすけ」を演じた存在

 TVアニメ『クレヨンしんちゃん』は1992年4月13日から放送がスタートした。人気のアニメ番組になると同時に、PTAなどから「子供に見せたくない番組」として槍玉に上げられるようにもなったが、劇場映画『モーレツ!!オトナ帝国の逆襲』など“名作”としての認知もされている作品だ。

 原作者である漫画家・臼井儀人氏が不慮の事故で亡くなった後は、原作漫画はアシスタントらにより『新クレヨンしんちゃん』として連載を再開。漫画連載は27年10カ月、アニメ放映は26年3カ月も続く長寿作品となっていった。

 その主人公・しんちゃんの声を26年以上も担当したのが、『アイドル伝説えり子』の主人公・田村えり子役で声優デビューをした矢島晶子氏だ。矢島氏は『機動戦士ガンダムW』のリリーナや『ガラスの仮面』の姫川亜弓などの美少女役も多く演じており、最近では『ポプテピピック』第7話Aパートにてピピ美役で話題となっていた。

 矢島氏のしんちゃんは6月29日(金)の放送を最後に降板となる。独特なイントネーションの“しんちゃん”声が定着しているだけに、矢島氏の後任がどのようになるのか気になるところだ。(記事:高塔・記事一覧を見る

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