レトロゲーム吸い出し器「パソファミ」作者の安藤信明氏が死去 サービス終了へ

2018年6月1日 10:27

muumatch曰く、 ファミコンのニュースサイト「ファミコンのネタ!!」で知ったのだが、ファミコンをはじめ多くのゲーム機のROMカセットを吸い出せる「パソファミ」サービスを提供していた安藤信明氏が5月6日に死去していたことを、次男の弘治氏が公式サイトで発表している(ファミコンのネタ!!の情報ページパソファミ公式サイト開発に協力していたBAB氏による追悼メッセージ)。

 公式サイトではパソファミのサービス終了を告知し、一部ユーザーへの返金手続きを行うとしている。パソファミのソフトはシェアウェアとして提供されていたが、登録を不要とし、IDを自動精製するツールがダウンロードできるようになっている。

 パソファミはもともとはファミコンのエミュレータ&吸い出し器で、吸い出し器としてはホンコンと並ぶ老舗の存在。スラド住人の方々には、かつてのパラレルポート版の吸い出し器を自作した方もおられるのではないだろうか。

 バージョンアップにつれ本体もUSBになり、およそ国内のROMカセット式ゲーム機はほぼ網羅するほど多機種の吸い出しに対応し、スーファミなどの特殊チップにも数多く対応していた。

 公式サイトによると、ご本人はまだまだ開発を続けるつもりだったと言う。長年に渡り1つの分野にこだわってこられた情熱を偲びつつ、ご冥福をお祈りしたい。

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