ホンダ、ステップワゴン・フリードなど21万台をリコール ブレーキ不具合で

2018年6月1日 16:21

 本田技研工業(ホンダ)が約21万台のリコールを国土交通省に届け出た。対象車種はいずれもミニバンで、「ステップワゴン」「FREED」「FREED+」の3車種。制動装置(ブレーキマスターシリンダー)に問題があり、制動距離が長くなる恐れがあるという。6月1日より、無料での部品交換が行われる。

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 リコールの対象車種型式を詳細に述べる。

・ステップワゴン

DBA-RP1
DBA-RP2
DBA-RP3
DBA-RP4

・FREED/FREED+

DBA-GB5
DBA-GB6

 リコール対象となるのは2015年4月1日~2018年2月19日まで製造されたもの。正確な合計台数は20万9,060台。

 問題の詳細を述べると、ブレーキマスターシリンダーの材質と形状が不適切であったため、カップが膨張して変形、シール性能が低下し、ブレーキ液が漏れる可能性があり、制動距離が長くなるという。ブレーキマスターシリンダーアッセンブリーを対策品と交換すれば問題は解消するが、国土交通省によると、先月までに全国で142件のトラブルが起きており、うち物損事故が2件発生しているという。なお、それぞれ柵や樹木に衝突するという内容の物損事故であり、怪我人は発生していない。

 なお、該当車種の使用者にはダイレクトメールなどで通知が行われ、自動車分解整備事業者に対しては日整連発行の機関誌に詳細が掲載される。また、改善実施済車には、運転者席側ドア開口部のドアストライカー付近にNo.4274のステッカーが貼られるとのことである。

 該当車種の所有者におかれては、ホンダ販売店より案内があるとのことなので、早め最寄りの取り扱い販売店に予約のうえ、点検・無料修理を受けられたい。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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