三菱eKシリーズを一部改良 「ACTIVE GEAR」を「eKスペース」に設定
2018年5月30日 20:49
三菱自動車は、軽自動車「eKワゴン/カスタム」と「eKスペース」の予防安全性能を向上させ、全車「サポカーSワイド」または「サポカーSベーシック+」とし、さらに「eKスペース」にも特別仕様車「ACTIVE GEAR」を設定、いずれも5月28日(月)から販売を開始した。
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■予防安全技術をサポカーSに該当する内容に強化
今回の改良では、衝突被害軽減ブレーキシステムの機能向上に加え、従来の誤発進抑制機能に軽自動車初の歩行者対応(前進時)を追加した「踏み間違い衝突防止アシスト」を全車に標準装備させている。また、新たに車線逸脱警報システムを設定することで、「サポカーSワイド」または「サポカーSベーシック+」に該当した内容となった。
□衝突被害軽減ブレーキシステムの機能向上
衝突被害軽減ブレーキシステムにおいては、従来のレーザーレーダー方式から、フロントカメラを採用し、前方の歩行者の検知を可能とした点が大きな変更点。これにより、作動車速域を対車両は時速10~80キロまでに拡大、対歩行者も時速10~60キロとなり、安全性能が格段に向上している。
□軽自動車初の踏み間違い衝突防止アシストを採用
前進時に障害物を検知した場合、誤発進抑制機能を、今回から障害物に対しては、前進時および後退時ともに作動させるようになった。さらに、前進時には対歩行者や対車両にも作動し、エンジンの出力制御やブレーキをかけて衝突を回避または衝突被害を軽減する。
また、歩行者に対して作動する「踏み間違い衝突防止アシスト」は、軽自動車として初採用となる。センサーはフロントカメラと前後各4箇所のソナーを採用している。こちらも全車標準装備としている。
「車線逸脱警報システム」と「オートマチックハイビーム」に関しては、グレード別に標準装備とした。
■特別仕様車「ACTIVE GEAR」の特長
今回、「eKカスタム」に加えて、「eKスペース」にも、オレンジ色をアクセントカラーとした「ACTIVE GEAR」を新たに設定した。フロントグリルのラインやドアミラーにオレンジ色を施し、エクステリアの要所に専用デカールを採用したほか、ステアリングホイールにはオレンジ色のステッチでアクセントを付ける等、アウトドア用品のギア感を表現した内容となっている。
「ACTIVE GEAR」のボディカラーは、ホワイトパール/ブラックマイカ、チタニウムグレーメタリック/ブラックマイカ、モノトーンのブラックマイカの3色展開となる。また、センターパネルに「ACTIVE GEAR」専用デカールを施し、オレンジ色のワンポイントデザインでアクセントを付け、テールゲートガーニッシュはブラックになる。
姉妹車の日産「デイズ」シリーズのハイウェイスターが、スポーツムードを高める仕様なのに対し、「ACTIVE GEAR」は人気のSUV風のアウトドアライクなイメージとすることで、シリーズを牽引するとともに、「デイズ」との差別化も図っている。
■メーカー希望小売価格(消費税込)
・eKワゴン:1,109,160~1,580,040円
・eKカスタム:1,512,000~1,701,000円
・eKスペース:1,317,600~1,977,480円
・eKカスタム「ACTIVE GEAR」:1,702,080~1,809,000円
・eKスペース「ACTIVE GEAR」:1,978,560~2,085,480円(記事:田中秀雄・記事一覧を見る)