バンナムHD、三菱総研、シーアールイーなど/本日の注目個別銘柄
2018年5月23日 15:58
<3458> シーアールイー 1945 +188大幅続伸で年初来高値を更新。7月31日を基準日として、1株につき2株の割合で実施する株式分割について発表。これが材料視され買い気配からのスタートとなり、一時2040円まで上げ幅を拡大した。株式の投資単位あたりの金額を引き下げることにより、流動性向上と投資家層の拡大を図ることを目的としている。
<9624> 長大 942 +49大幅反発で1月4日以来の年初来高値を更新。22日に通期業績予想の修正を発表。売上高を273.00億円から288.50億円、営業利益を10.50億円から14.80億円に上方修正している。構造分野を中心にコンサルタント事業が伸びた。
<3179> シュッピン 1479 +19一時1583円まで上昇し年初来高値を更新。国内証券では強気格付けの据え置きが観測されており、材料視されているようだ。足元で続いていた高値もち合いから上放れる格好となり、短期筋の値幅取り狙いの動きが活発化している。足元の業績では、売上高、各種利益ともに、増収増益、前年同期、業績修正後計画を上回った。カメラ・時計の新品、中古ともに好調持続。カメラの買取・販売の伸びが4Qも引き続き継続。
<3912> モバファク 1627 +112大幅続伸。足元で続いていたリバウンド基調が強まってきており、4月高値が射程に入ってきている。一般社団法人新経済連盟に加盟。今年度よりブロックチェーン事業への参入を発表しており、加盟により、協会会員との連携、情報収集などの活動を通じて、さらなるIT推進・経済発展に貢献する。また、モバイル対応のブラウザ兼仮想通貨ウォレットを今夏にもリリース予定であり、仮想通貨関連の一角としての思惑も高まっている。
<3686> DLE 492 +54大幅反発。1-3月期業績が嫌気され25日線に上値を抑えられていたが、これを突破し直近の戻り高値を捉えてきている。今夏に新作ブロックチェーンゲームを公開する予定のほか、ブロックパンクとの資本提携により独自のブロックチェーンソリューションを利用した分散型エンタテインメントプロジェクトを共同で展開を計画。また、ブロックパンクは年内にICOを計画しており、仮想通貨関連の一角として物色が向かったようだ。
<7832> バンナムHD 4280 +65反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、目標株価を4590円から5420円に引き上げたもよう。レーティングは「Overweight」を据え置いている。また、リピート販売や大型作品の拡販を背景に、家庭用ゲームと業務用ゲームの利益拡大が従来想定以上である点などを考慮し、「中期的に利益成長が続く」というエクイティストーリーを強めている。
<3636> 三菱総研 4865 +310大幅反発。大和証券では投資判断を「3」から「2」に格上げし、目標株価を3800円から5020円へ引き上げたもよう。18/9期の大和予想は、前期比6.0%増収、同15.2%営業増益へと上方修正している。17/9期からの営業体制強化が奏功し、官民共創案件は18/9期売上目標74億円に対し54億円、民間向けは同239億円に対し218億円を受注済みと。
<2678> アスクル 3185 +509営業日ぶり反発。東海東京証券ではレーティング「Outperform」、目標株価4000円でカバレッジを開始したもよう。17年2月に発生した「ASKUL Logi PARK 首都圏」の火災の影響から18/5期は一時的な経費負担が重くなったが、19/5期はLOHACOの成長回復、BtoB事業の成長継続、一過性の経費負担がなくなることに伴い、業績のV字回復を見込んでいるようである。
<6644> 大崎電 856 +383日ぶり反発。国内証券でレーティングの格上げが観測されており、これを手掛かりとした物色が強まっているようである。株価は5月10日の戻り高値880円をピークに調整が続いていたが、25日線が支持線として意識される格好からのリバウンドをみせている。10日戻り高値をクリアしてくるようだと、2月高値が射程に入ろう。
<6208> 石川製 2365 +884営業日続伸。トランプ米大統領が米朝首脳会談を見送る可能性に言及し、地政学リスクへの警戒感が高まっていることで、防衛関連への一角に短期筋の資金が向かっているようだ。株価はボトム圏での推移が続いているが、足元のリバウンドでこのもち合いレンジの上限を捉えてきている。商いはそれ程膨れていないが、会談延期の可能性から今後の行方次第で動意が強まる可能性もありそうだ。《DM》