イオンモールが中国山東省初出店、「煙台金沙灘」25日オープン
2018年5月16日 22:13
イオンモールが中国山東省煙台市の経済技術開発区内に建設していた「イオンモール煙台金沙灘(えんたいきんさたん)」が完成し、25日にオープンする。イオンモールが16日、明らかにしたもので、山東省への出店は今回が初めて。ファミリー向けや新ライフスタイル提案型の商品を充実させ、イオンブランドの浸透に力を入れる。
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イオンモール煙台金沙灘は約9万3,000平方メートルの敷地に、鉄筋コンクリート地下1階、地上4階建ての延床面積約18万8,000平方メートル。核店舗はイオン煙台金沙灘店。総賃貸面積約7万2,000平方メートルに飲食、物販などの専門店217が集結するほか、シネマコンプレックスも入る。山東省初出店の専門店は27店、煙台市初出店は31店。
環境保全を重視した煙台市の街づくりに合わせ、未来的なデザインを取り入れた施設にする一方、衣食住、アミューズメントに加え、美と健康に趣味の世界を融合させたヘルス&ビューティーゾーンを設置して新たなライフスタイルを提案しているのが特徴。合計約1万2,000平方メートルに及ぶレストランゾーン、約1万5,000平方メートルのキッズゾーンも、セールスポイントとしている。
煙台市は山東半島沿岸部にあり、経済技術開発区として海外からの投資が盛んな山東省経済の牽引役を果たしている。イオンモール煙台金沙灘は煙台市の中心部から北西約15キロの場所に位置する。周辺は住宅開発でファミリー層の人口が急増しているほか、道路などインフラ整備も進み、広域からのアクセスが便利になっている。
イオンモールは今後の成長戦略として積極的に海外事業展開を進めている。中国では2008年に第1号店を北京にオープンして以来、天津、武漢、広州など主要都市に17店を開設してきた。山東省初となる煙台金沙灘が18店目。山東省ではこれまで、グループ企業の青島永旺東泰商業有限公司が事業展開しているが、今回の出展を機にイオンブランドの浸透をよりいっそう図る方針。(記事:高田泰・記事一覧を見る)