北海道の路線バスで「WAON」決済導入、全国初

2018年5月12日 11:33

 北海道のイオングループ(イオン北海道、マックスバリュ北海道)は21日より、十勝バス、くしろバスの定額運賃路線で、電子マネー「WAON」の決済サービスを導入する。今秋より阿寒バスも加わり、順次、他区間運賃路線(区間をまたぐ毎に運賃が加算される路線)においてもサービスを拡大する。交通系ICカード以外の電子マネーによる他区間運賃決済は、全国で初の取組となる。

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 路線バスでのWAON決済サービスは、イオンが進める「地域エコシステム」の一環として、住民の足であるバス路線の活性化を図るとともに、公共交通機関での来店を促進し、環境への配慮と住民の利便性向上を図る狙いである。

 イオンの電子マネー「WAON」は、2007年4月に導入され、「いつでも、どこでも、だれでも」という生活者の電子マネーコンセプトのもとに、利用できる加盟店を増やしてきた。現在、北海道の利用可能箇所は約7,000カ所となっている。

 「WAON」には、日常の買い物に利用するのと同時に、利用金額の一部をイオンが自治体などに寄付し、地域の発展に役立ててもらう「ご当地WAON」がある。北海道では、2011年の「ほっかいどう遺産WAON」の発行を皮切りに、現在までに7種類を発行し、道内での累計寄付金額は約1億1,000万円となっている。(記事:南条 誠・記事一覧を見る

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