モバイルニュースアプリ、利用率1位はYahoo! 満足度はスマートニュース
2018年5月10日 06:29
ICT総研は9日、「2018年 モバイルニュースアプリ市場動向調査」の結果を発表した。
【こちらも】スマホ動画アプリの利用者数が急拡大、「AbemaTV」や「Netflix」が躍進
調査結果によると、ニュースアプリの利用者は17年度末に4,683万人、20年度末には5,630万人と予測している。
スマートフォンやタブレットの普及により、モバイルニュースアプリの利用者が急拡大。新聞・雑誌などの紙媒体から、パソコン上でのニュースサイト閲覧へと利用者が移行し、現在ではモバイル端末上でのニュースコンテンツ利用が主流となってきているという。
モバイル端末において以前主流だったブラウザ上のニュースサイトは、現在も安定して推移しているが、ニュースアプリの利用者数が増加を続け、これを上回る利用者規模で成長を続けているとしている。
■利用率1位はYahoo!ニュース
同社によるアンケートでは、主に利用されているポータル系ニュースアプリは、Yahoo!ニュース(アプリ版)が27.7%でトップ。利用率2位はLINE NEWS(24.6%)、以下スマートニュース(18.3%)、グノシー(12.1%)、Googleニュース(11.4%)と続いている。
モバイルニュースアプリの満足度では、ポータル系アプリの利用者満足度1位はスマートニュースで74.0ポイント、2位はYahoo!ニュースで73.0ポイント、以下LINE NEWS(72.5ポイント)、Googleニュース(72.2ポイント)、グノシー(70.2ポイント)と続いている。
新聞系アプリ利用者の満足度評価では、日経電子版が72.4ポイントで1位となっている。2位は朝日新聞デジタルで72.2ポイント、3位以下は読売プレミアム(72.0ポイント)、毎日新聞ニュース(70.4ポイント)、産経電子版(70.3ポイント)と続いている。
■利用者の男性比率・女性比率にも違い
ニュースアプリ利用者の性別を分類したところ、男性比率が最も高かったのは日経電子版で82.7%が男性利用者。他にも、産経電子版が77.1%、Google ニュースが74.7%と、男性比率が高くなっている。
逆に女性比率が最も高かったのはLINE NEWSで48.3%、次いでグノシー34.3%、毎日新聞ニュース33.3%だという。女性比率の高いLINE NEWSはこの数年間で利用者数を大きく伸ばしており、女性利用者の獲得が利用者増大の大きな鍵になるとしている。