日本年金機構、データ入力業務を無断で再委託の業者に損害賠償求める
2018年5月8日 10:31
先日、日本年金機構から入力業務を委託されていた業者が契約で禁止されていたにも関わらず中国の業者に再委託を行なっていたことが発覚して問題となったが、日本年金機構はこの業者に対し約4,400万円の損害賠償を求めているとのこと(毎日新聞)。
また、この入力業務の単価は1人分あたり14.9円だったそうだ(日経xTECH)。作業員の時給が1394円だったとすると、単純計算で最低でも38秒に1枚の入力をさせないと利益が出ないという。
一方、この業務を委託していた業者はデータ入力事業をやめたという報道もある(東京商工リサーチ)。
なお、日本年金機構はこのデータ入力業務について、一部は同機構の職員が行い、残りは別の業者に再度委託する方針で複数の企業に打診を行なったものの、受け入れたのは1社だけだったという(産経新聞)。唯一受け入れた企業は中国に拠点を持つ企業だったそうだ。