EU、ネオニコチノイド系農薬3種の屋外使用を禁止へ

2018年5月1日 09:16

欧州委員会は4月27日、ネオニコチノイド系農薬の有効成分3種(イミダクロプリド、クロチアニジン、チアメトキサム)の屋外使用を禁止するという提案が常任委員会に承認されたことを発表した(欧州委員会のニュース記事SlashGearの記事The Vergeの記事)。 欧州委員会による今回の提案は、ネオニコチノイド系農薬がミツバチなどハナバチ類の維持に対するリスクが高いとの評価結果を欧州食品安全機関が2月に発表したことを受けたものだ。常任委員会の承認を受けて欧州委員会では今後数週間のうちに規制案を採択し、年末までの発効を目指す。 この規制が発効すると、該当するネオニコチノイド系農薬は屋外での使用を一切禁じられ、ミツバチと接触する可能性のない常設の温室内でのみ使用が認められる。欧州委員会ではハナバチ類保護のため、既に農薬使用を制限しているが、さらに規制が強化されることになる。

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