トヨタ博物館、第29回クラシックカーフェスティバルを5月27日開催

2018年4月30日 15:30

 日本を代表する自動車博物館でトヨタ自動車文化施設でもある、トヨタ博物館(愛知県長久手市)では、自動車文化の醸成と継承を目的に、地域に根ざしたイベントとして「第29回 トヨタ博物館 クラシックカー・フェスティバル」を5月27日に、愛・地球博記念公園(愛知県長久手市)で開催する。

 愛・地球博記念公園をメイン会場に、1988年以前に製造された日米欧の一般参加のクラシックカーによる公道パレードのほか、多彩なプログラムで1日を彩る。

 今年は、パレードの先導車として、量産型として世界初のセダン型燃料電池自動車「MIRAI」が登場する予定。年代順に一般参加車両約150台が続き、長久手市内を走行する。

 同時に、同博物館の企画展示「世界初!のクルマたち」では、世界初のガソリン自動車をはじめ、セルフスターターを標準装備したキャデラック・モデル サーティ、3点式シートベルトを初めて搭載し、特許を無償公開したボルボ PV544など、その後の自動車に大きく影響を与えた世界初のクルマ7台を展示し、Classic Car Circuit(CCC)で走行披露も実施する。出展車のうちボルボ PV544とアウディ・クワトロの2台は館外における展示・走行披露は、今回が初めてとなる。

 トヨタ博物館館長の布垣直昭は、「29回目を迎える事ができたのも地域の皆様のご理解とご協力のおかげです。今、クルマは大変革期を迎えていると言われますが、将来どのようなモビリティ社会になってもクルマが“愛”のつく工業製品であり続けられるよう、オーナー様の“愛車”や世界の名車を、見て、語って楽しんでいただき、クルマにかけた人々の熱い想いをつないでいくことが私たちの願いです」と述べたという。

 同イベントの会場は、愛・地球博記念公園(モリコロパーク)。開催時間は5月27日、8時30分から16時まで、入場料は無料。市内パレードは9時45分からスタートとなる。(編集担当:吉田恒)

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