Google、Gmailを大幅刷新

2018年4月30日 15:26

Googleは25日、Gmailの大幅刷新を発表した(The Keywordブログの記事GmailヘルプThe Vergeの記事The Guardianの記事)。 Web版の新Gmailではメッセージをポイントするだけで操作アイコンが表示されるようになっており、メッセージを開いたり選択したりせずに各種操作が実行できる。添付ファイルもメッセージを開かずに直接表示できるようになっている。新たに追加された「スヌーズ」機能を使用するとメッセージが「スヌーズ中」フォルダーに移動し、指定期間を過ぎると受信トレイに戻る。 また、受信したメッセージの内容に応じて提案される応答候補から選択して返信できる「スマートリプライ」機能や、メッセージの送信相手が印刷や転送、コピーなどをできないようにし、有効期限も設定できる「Confidential」モード、未返信メッセージなどにリマインダーを表示する機能、サイドバーからGoogleカレンダーやKeepなどを表示する機能も追加されている。このほか、リスクの高いメッセージに警告を表示する機能も追加されたとのことだ。 Confidentialモードは正式発表前から「自動的に消滅する電子メール」などと注目されていたが、試してみた限りではメッセージ作成画面にアイコンが表示されなかった。Googleは一部の機能は今後数週間のうちに提供開始すると説明しているが、これにConfidentialモードが該当するようだ。リマインダーも現在のところ表示される様子がない。また、スマートリプライは日本語のメッセージには候補が表示されず、英語のメッセージでは候補が表示された。警告機能は該当するメッセージがないので確認できなかった。 Mashableの記事によると、Confidentialモードはメッセージ本文と添付ファイルをConfidential Web Portalに保存し、相手には件名とリンクのみのメッセージを配信する仕組みだという。そのため、相手がGmailユーザー以外でも利用できるようだ。相手がGmailユーザーの場合は普通のメッセージのようにリンク先のアイテムをレンダリングして表示するとのこと。 新Gmailを試すにはWebブラウザーでGmailを開き、設定メニューから「新しいGmailをお試しください」をクリックすればいい。設定メニューから「以前のGmailに戻す」をクリックすれば旧Gmailに戻すことも可能だ。モバイル版Gmailでは重要なメッセージのみ通知を表示する機能や、ほとんど読んでいないニュースレターなどの解除を提案する機能が追加されている。スマートリプライやスヌーズはモバイル版でも使用できた。

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