Windows 10、未発表の「Leanエディション」が確認される
2018年4月27日 19:38
headless曰く、 19日にSkip Aheadユーザー向けの提供が開始されたWindows 10 Insider Previewビルド17650(RS5)で、「Windows 10 Lean」というエディションの存在が確認されたそうだ(発見者のツイート、Softpedia、SlashGear、MSPoweruser)。
Windows 10 Leanはデフォルトで壁紙がインストールされないなど大幅にファイルが削られているようで、64ビット版をクリーンインストールした状態でWindows 10 Proよりも2GBほどディスク使用量が少ないという。デスクトップのウォーターマークやレジストリ(HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion)の「ProductName」では「Windows 10 S Insider Preview」となっているが、同じレジストリキーの「CompositionEditionID」および「EditionID」は「CloudE」となっている。
Windows 10 Sとは異なり、Win32アプリの実行に制限はないようだが、regedit.exe(レジストリエディター)やmmc.exe(Microsoft管理コンソール: MMC)などはインストールされないそうだ。MMCが使えないため、「デバイスマネージャー」や「コンピューターの管理」といった管理ツールも使用できない。また、CD/DVDドライブは認識されているものの読み込むことができず、インストーラーがクラッシュしてMicrosoft Officeはインストールできなかったという。Microsoft Edgeではダウンロードのプロンプトが表示されないため、ファイルをダウンロードできなかったとのこと。
Windows 10 Leanの開発目的や、公式なエディションになるのかどうかについては不明だが、新エディションとしてリリースされるなら上述の不具合的なものは解消されるだろう。スラドの皆さんはWindows 10 Leanについてどう思われるだろうか。