働けないときに生活費を保障 明治安田生命が「給与・家計サポート特約」
2018年4月27日 17:15
明治安田生命保険は6月2日から、総合保障商品「ベストスタイル」の新たな特約として、「給与・家計サポート特約」を発売する。この特約は、病気やケガで働けなくなったときの月々の生活費を保障する内容。入院・在宅療養が長引くことによる収入減少や生活費の不足を毎月の給付金でサポートし、経済的負担を軽減することで、職場や家庭への復帰を支援することが目的である。
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「給与・家計サポート特約」の具体的内容は、まず、入院または在宅療養が30日間継続したときから毎月給付金を支払う。支払い開始後は、状態継続の有無にかかわらず、1年間支払う。また、どんな病気やケガの場合でも支払いの対象となり、短期間で職場に復帰した場合でも支払い事由に2回該当するまで保障を継続するなどである。
単身世帯や女性の社会進出に伴う共働き世帯が増加傾向にあるが、世帯主が働けなくなった場合の生活資金に対する経済的備えについては、約8割の人が「不安」を感じているという結果も出ている。
同社が実施したアンケートでは、30日以上入院したことがある人のうち、約7割の人が「退院してから仕事復帰までに1カ月以上の時間を要した」と回答。こうした働けない期間が長引いた場合、入院や通院にかかる治療費に加えて、収入の減少や生活費が不足することで家計への経済的負担が生じる可能性がある。一方、同アンケートでは、約8割の人が「就業不能保障を準備していない」「分からない」としており、働けなくなるリスクへの備えが十分普及していないことをうかがわせる。(記事:南条 誠・記事一覧を見る)