名探偵コナンの最新映画「ゼロの執行人」が大ヒット その見どころは
2018年4月24日 11:57
名探偵コナンの映画最新作「ゼロの執行人」が2018年4月13日に公開されたが、公開3日間で、動員数120万人、興行収入16億円を突破した。これは、前作「から紅の恋歌(ラブレター)」を突破する勢いであり、年々右肩上がりの名探偵コナン映画の記録をまたも更新する可能性が非常に高いと言える。
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■人気キャラクター「安室透」が主役
毛利小五郎による探偵事務所の下の階にある喫茶店「ポアロ」の従業員であり、黒の組織の幹部「バーボン」であると同時に、公安警察所属のスパイでもあるという非常に複雑な背景を持つ安室透。
そのミステリアスな人物像と端正なルックスも相待って、比較的新しいキャラクターであるにも関わらず映画の主役になるほどの人気キャラクターとなった。「ゼロの執行人」では公安警察としての安室がメインとなり、敵か味方か判断できないやはりミステリアスな役回りである。そんな安室の魅力が詰まった内容となっており、さらに大迫力のカーアクションも注目だ。
■壮大なスケールの超本格サスペンス
前作が「競技かるた」を取り扱い、非常に和風で古典的な舞台であったのに対し、今回は国際会議の会場が爆破されるところから始まり、それから謎のテロリストとの頭脳バトルと公安警察の闇という非常にスケールの大きいテーマで進行していく。
一般には馴染みの薄い「公安警察」という組織について深く切り込んでおり、その内容の複雑さは子供向けアニメとは思えないほどである。ひいては、今回のコナン映画は「大人も楽しめるアニメ映画」というよりは「大人向けアニメ映画」と言えるかもしれない。
■Huluで「から紅の恋歌(ラブレター)」独占配信
今回の「ゼロの執行人」の公開を記念して、人気動画配信サイトのHuluが前作の「から紅の恋歌(ラブレター)」を2018年4月27日より独占配信することになった。現在のところ動画配信サイトで「から紅の恋歌(ラブレター)」を観れるのはHuluのみであり、さらに5月10日までの限定配信であるため、こちらも要チェックと言えそうだ。(記事:野崎 隆央・記事一覧を見る)