人口当たりフリーWiFi設置数、1位沖縄県 最下位埼玉県

2018年4月21日 16:35

 WiFi自動接続アプリ「タウンWiFi」を運営するタウンWiFi社は、全国のフリーWiFi設置個所、設置数などに関する独自調査の結果を「全国WiFi密度MAP」として公開した。まず上下1位をあげると、人口あたり設置数で沖縄県が1位、埼玉県が最下位であったという。

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 絶対値での順位をいうと、東京が1位、設置数2万3,990個。2位の大阪に2倍近い差をつけている。最下位は高知県で、862個である。

 沖縄が第1位に輝いている理由であるが、沖縄セルラー電話社がau契約者向け接続ポイント(県内に5,700カ所)をフリーWiFiスポットとして無料開放しているという事情が大きいのであるという。

 2位は和歌山県なのだが、どういった事情でそういう地位を占めているのかはタウンWiFiも調査が及んでおらず、よく分からないという。

 3位は愛媛県。愛媛フリーWiFiという、複数の回線事業者が参加する県をあげてのローカルな取り組みが奏功していることが理由のようである。

 ところで、日本はフリーWiFi後進国であるとよく言われる。特に、インバウンドの観光客からの声、不満の声としてよく聞かれると言われている。

 実際のところ、数だけで言えば必ずしもそれは正しくはないのだという。何が問題であるのかというと、日本のフリーWiFiは「無料(フリー)」ではあっても「自由(フリー)」ではない、つまり、接続に非常に手間がかかるなどの理由があって、使いづらいという点が問題であるとタウンWiFiは論じる。

 海外の都市、具体例を挙げればソウルやサンフランシスコなどは、都市全体を覆う巨大なSSIDが存在し、ことにサンフランシスコなどは認証すらいらず、どこでもいつでも自由にフリーWiFi接続が可能なのだそうだ。

 筆者も、日本で暮らす身であるから実際そうしたことで不便を感じることは多々ある。どうにかして改善してくれれば有難いものである。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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