日経平均VIは低下傾向、SMBC日興証券(花田浩菜)

2018年4月18日 11:38


*11:38JST 日経平均VIは低下傾向、SMBC日興証券(花田浩菜)


こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

4/18付の「DailyOutlook」では、日経平均VI(ボラティリティー・インデックス)について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『株式市場は日米首脳会談の結果待ちとなっている。焦点の1つである通商問題では、トランプ米大統領が日本を名指しで触れており、同大統領が交渉を有利に進めるために、高圧的な姿勢を示す可能性があろう。ただ、日本株市場では日米首脳会談は様子見姿勢の材料ではあるが、波乱材料とはみていないようだ』と伝えています。

続けて、市場心理の不安度合いを示すとされる日経平均VI(ボラティリティー・インデックス)は、昨日16.88と1月29日以来の低水準を記録していることを挙げ、『2月初めの米国インフレ加速懸念などを背景にVIX指数と同様に上昇したが、日経平均VIはVIX指数に先んじて2月以前の水準に落ち着きを取り戻している』と分析しています。

さらに、『昨日発表された2月鉱工業生産(確報値)は前月比横ばいと速報値から下方修正されており、1-3月期の生産は前期比で減産が見込まれる。こうした景気の弱含みが、2月以降の日本株の下落要因の1つとして考えられよう。ただ、弊社では世界経済の拡大に伴う需要増加を想定している。製造業の景況感は高水準を維持しており、鉱工業生産は4-6月期に持ち直すと考えている。日本株市場では内需株優位から外需株優位な相場地合いへ変わりつつあり、株価が景気の持ち直しを織り込み始めている可能性があろう。今後は決算発表をこなしながら、外需株が選好される展開か』とまとめています。

最後にレポートでは、『日経平均VIとVIX指数の推移』をグラフにして紹介していますので、詳しくは4/18付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜《ST》

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