Age of Empires、韓国版のみ圧力受け中世に「朝鮮による日本進軍」シナリオ

2018年4月14日 18:37

 1997年にリリースされたMicrosoftの人気ゲーム「Age of Empires」では、史実を元にした「中世の日本による朝鮮半島進軍」を扱ったシナリオがあったことから、韓国当局から「史実に基づいていない」という理由で圧力を受けていたそうだ。その結果、Microsoftは韓国でのみこのシナリオを当時の朝鮮が日本を侵略したというものに変更してリリースしたという(gameindustry.biz)。

 3世紀から5世紀ごろの古墳時代、日本に存在した政治勢力「大和」(もしくは「倭」)は現在の中国や韓国/北朝鮮との交流も盛んであり、4世紀ごろには朝鮮半島での軍事行動を行なっていたという記録が存在する。また、5世紀には当時の中国から日本に対し朝鮮半島の一部の支配権が与えられたという記録もある。

 Microsoftは韓国からの指摘を受け、「歴史を変える」ことについて多くの議論が行われたそうだ。しかし、最終的にはAge of Empiresは史実を忠実に扱うゲームではない「エンターテインメント」であることや、韓国市場から締め出される可能性もあったことからこのような変更を行うことを決めたという。

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