静岡県富士山世界遺産センター、ハラスメントなど理由に教授2名が退職
2018年4月13日 12:31
世界遺産としての富士山を保護・保存・整備する拠点として設置されている静岡県富士山世界遺産センターで研究職として配置されていた教授2名が、ハラスメントや研究への介入を理由として退職したという(読売新聞)。
同センターは富士山に関する展示を行うとともに、「富士山を学術的に掘り下げ、他の世界遺産との比較研究を行いながら、世界遺産富士山の価値を世界に発信」するという研究組織としても活動している。今回退職した教授2名らによると、企画した学術交流などが県職員から反対され中止に追い込まれたほか、研究成果がでなければ辞めてもらうといった旨の発言も受けたようだ。同センターには准教授2名と主任研究員1名が残されたが、准教授の1名を教授に、主任研究員を准教授に昇格させて対応するとのこと。