小田急、グローバルサイトを全面的リニューアル 利便・操作性を向上

2018年3月30日 16:48

 小田急電鉄は29日、多様化する訪日外国人旅行者のニーズに対応するため、外国語サイトを5年ぶりに全面的にリニューアルした。あわせて、東京都を訪れる外国人旅行者の半数以上が訪れている新宿エリアの情報発信サイトも新設した。

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 スマートフォンの普及に伴い、訪日外国人旅行者の情報収集手段はオフライン(ガイドブック等)からオンライン(WEBサイト・SNS等)へと移行している。こうした実情を踏まえグローバルサイトでの情報発信の重要性が増していた。今回のリニューアルでは、沿線観光地や小田急グループの商品・サービスに関する情報発信機能を強化しており、小田急線および沿線観光地の認知向上を図っている。

 小田急グループでは、「長期ビジョン2020」において、2020年度までを「収益基盤を強化し、事業成長すべき期間」と位置付け、グループインバウンド収益230億円を目標に掲げている。これに合わせて、これまでも訪日外国人のインバウンド収益について次々に施策を行ってきており、今回もその一環となる。「グローバルサイトの全面リニューアル」は主に次の観点から行われた。

 1. 分かりやすく、操作しやすいサイト構造に改変、訪日前と訪日中で表示するコンテンツを変更し、国内からのアクセスだけに運行情報を表示するなど、利用者のニーズにあわせた適切な情報提供を行う。

 2.特急ロマンスカーの特急券を予約・購入しやすくするため、関連ページに入力画面を設けるなど、同社グループ商品の購買ルート強化を図る。

 3.沿線観光地への玄関口であり、訪都外国人旅行者の多くが訪れる新宿エリアに特化した情報発信サイト「新宿ガイド」を新設、新宿を訪れる訪日外国人旅行者への情報提供を強化する。

 リニューアルしたグローバルサイトの対応言語は英語、中国語(簡体字、繁体字)、韓国語、タイ語の6種。それぞれにURLが用意されている。一方、「新宿ガイド」は、英語のみでの対応となっている。(記事:M_imai・記事一覧を見る

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