【銘柄フラッシュ】新規上場のアズ企画設計と和心が好発進しアジャイルメディア・ネットは上場2日目も初値つかず

2018年3月29日 16:59

 29日は、東証1部の値上がり率1位にメンバーズ<2130>(東1)の10.3%高が入り、29日付で、IT人材不足に悩む企業とプロフェッショナルなフリーランスとをつなぐフリーランス支援会社「株式会社メンバーズシフト」の設立を発表したことなどが好感されて高値に接近。

 2位はクリーク・アンド・リバー社<4763>(東1)の9.8%高となり、前2月期の業績・配当見通しを増額したことなどが好感されて戻り高値を大きく更新。

 3位はERIホールディングス<6083>(東1)の9.5%高となり、子会社と家守りホールディングス(東京都千代田区)との提携が好感されて2015年以来の高値。

 アジア航測<9233>(東2)は引き続き霧島・新燃岳の噴火などが思惑材料視されて9.5%高となり2日続けて大幅続伸。JSB<3480>(東2)は4月末現在の単元株主を対象に上場記念の優待として1000円分のクオカードを贈呈するため注目が再燃し8.9%高。

 SOU<9270>(東マ)は3月22日に新規上場となり、28日付で東京・銀座に旗艦店を構えるヴィンテージセレクトショップ「ALLU(アリュー)」が中国消費者向け越境ECショッピングアプリ「豌豆公主(ワンドウ)」への出品、販売を本格化と発表。上場後29日まで連日高値を更新して値幅妙味の強さを見せつけたこともあり、ストップ高の15.3%高とまたもや高値を更新。クレオ<9698>(JQS)は業務提携により人事ビッグデータ活用に向けたHCMソリューションの提供を開始との発表が好感されてストップ高の17.5%高。28日に新規上場のアジャイルメディア・ネットワーク<6573>(東マ・売買単位100株)は上場2日目も初値がつかず、公開価格3000円の5.3倍の1万5870円で買い気配。

 29日は2銘柄が新規上場し、アズ企画設計<3490>(JQS・売買単位100株)は13時46分に公開価格2160円の2.2倍の4705円で初値をつけ、高値は5410円、終値は4670円となった。和心(わごころ)<9271>(東マ・売買単位100株)は買い気配のまま初値がつかず、大引けは公開価格1700円の2.3倍の3910円の買い気配となった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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