ゆるキャン△ 第12話 「ふじさんとゆるキャンガール」感想コラム【連載】
2018年3月28日 17:50
記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ
前回の ゆるキャン△ は、みんなが揃った朝霧高原での「クリキャン」。A5の牛肉をふんだんに使ったすき焼きをお腹いっぱいに食べたみんなは、朝食調理用のガスボンベが不足していることに気づく。夜道をバイクで買い出しに向かうリンの姿で前回は終わりました。
ゆるキャン△ 第12話は最終回。みんなが揃った「クリキャン」も、少しづつ終わりの時間が近づきます。
Contents
1 ゆるキャン△ 第12話 「ふじさんとゆるキャンガール」のあらすじ2 四尾連湖の火おこしのお兄さん3 キャンプの夜の過ごし方4 リンとなでしこの距離が、限りなくゼロに近づきました5 ゆるキャン△ 第12話 「ふじさんとゆるキャンガール」の感想
■ゆるキャン△ 第12話 「ふじさんとゆるキャンガール」のあらすじ
渋めのバイクが山道を走る。ヘルメットを脱ぐと、そこには少し様子が違う・・・。あれから10年の年月が過ぎ、大人になったリン達は相変わらずキャンプを続けている……そんな妄想妄想で盛り上がるなでしこ達。買い出しに出かけたリンも戻り、食器などの片づけを終えたみんなは、いよいよお風呂へ。
まだだま宵の口のクリスマスキャンプ、夜はまだまだ長い!と、クリキャンの楽しい夜を過ごすメンバー全員。みんなが眠りにつく中、最後まで起きていたなでしことリンは、寝袋に潜り込んで一緒に並んで星空を見る。
■四尾連湖の火おこしのお兄さん
最終回で明らかになったのは、四尾連湖で出会った火おこしお兄さん。鳥羽先生の家族だという事はわかっていたのですが、実は妹だったんですね。筆者はすこし中性的な弟だと思っていたのですが、ボーイッシュな妹だったんです。なるほど、そうだったんですね。
ゆるキャン△ 第7話 「湖畔の夜とキャンプの人々」感想コラム【連載】
2018.02.17
■キャンプの夜の過ごし方
キャンプでの夜の過ごし方って、どんな事するんでしょうか。昔のキャンプの夜と言えば、みんなで怖い話やラジオを聞いたりする事が多かったと聞きました。
大人になれば、鳥羽先生のように酔い潰れるまでお酒を飲んで、気がついたら「朝」なんてものキャンプの夜の過ごし方のひとつなのですが、今回のゆるキャンではデジタル世代のキャンプの夜の楽しみ方が提案されていましたね。
「月額1280円で動画1万タイトル見放題だー!」
そう、千明が夜の楽しみ方として提案したのは、野外での動画鑑賞会。みんなでワイワイガヤガヤ言いながら動画を見る。これはキャンプでの醍醐味かもですね。小さな焚き火を囲んで、みんなで動画を見ているシーンが、とても印象に残りました。
動画の中で、リンが気になった動画についてのやり取りがありました。
「初めてみたけど、原付きの旅も面白かったな」
「あのシリーズお姉ちゃんが大好きで、家にDVDあるよ」
リンの言っていた、原付きの旅・・・。シリーズになっていて、DVDが発売されている・・・。そこから推測するに、「水曜どうでしょう」ではないでしょうか。浜名湖周辺を通過したシリーズとなれば、「原付日本列島制覇」が該当しそうです。作者さんも、水曜どうでしょうファンなのでしょうか。
■リンとなでしこの距離が、限りなくゼロに近づきました
リンとなでしこは、寝袋に体をスッポリと収めて、顔だけをよっこりと出して夜空を眺めています。交わす言葉はそれほど多くありませんが、二人の距離が限りなくゼロに近づいています。
「リンちゃん。来年もキャンプしようね」
なでしこはそう言うと眠りにつきます。なんかいい。この間合がなんかいい。
夜も開け、早朝5:00。朝ごはんの支度をするなでしこを起こすために。リンは一足先を起床します。なでしこを揺さぶりますが、寝袋の中でモゾモゾするなでしこ。だって寒いですもんね。仕方ありません。やっと起き上がったなでしこ。寝ぼけているのか、
「あけましておめでとうございます」
と言ってしまいます。リンは素早くツッコミます。
「早えよ」
リンとなでしこのコンビ、とっても素敵です。そうですね・・・冒頭のシーンのように、10年後もこうやって一緒に集まって、キャンプが出来たら、それはとっても素敵な事ですよね。
■ゆるキャン△ 第12話 「ふじさんとゆるキャンガール」の感想
えぇ!最終回!実はこのコラムを書き始めるまで、最終回である事をすっかり忘れておりました・・・。13話までだと思っていたもので・・・。なんかものすごい喪失感が半端ないです。道理でへやキャンのコーナーも無く、「最初に出会った場所に戻ってるなー」なんて呑気に考えておりました。
しかし、しかしですね、最終回である事をすっかり失念していた筆者が言うのもおごかましいですが、
最終回、とってもよかったよ!
特に最終回の最期まで最終回!というようなおおげさな感動のクライマックスもなく、日常と少しの非日常との中で、またすぐにリンやなでしこ達の声が聞こえてきそうな感じ。終わったのに、続いている感はすごくあります。
最期にちょっと気になる一言。最期の部室清掃のシーンで、千明が
「来年もよろしくな!」
というセリフがありました。これはゆるキャンの次クールのやんわり預言なのかもしれませんぞ!
短い間でしたが、筆者のゆるキャンコラムにお付き合い頂きまして本当に有難うございました。最期は、ゆるキャンの1話目から12話目をトータルで見た、ゆるキャンの総括で、ストーリーを振り返ります。
(あにぶ編集部/とちろうこ)